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カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」
2007.09.25 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 1
ウォータートン国立公園の秋景色

カナディアン・ロッキーの最南端、ウォータートン国立公園は、アルバータ州と米国のモンタナ州とにまたがって広がる、世界でも珍しい「国際公園」です。ハイキングの名所として世界的に有名ですが、スキー場が近くにないせいもあって、観光シーズンはほぼ夏だけ。秋が深まってくると、閉店するホテルやレストランがほとんどです。しかし、それだけに、晩秋のウォータートン湖と周辺の山々の美しさは格別。それを知っている、ほんの少しの人々が、柔らかな日差しを浴びながら湖畔を散策したり、爽やかな風に背中を押されるようにハイキングを楽しんだりしています。

 
氷河が生んだ神秘的なウォータートン湖
氷河が生んだ神秘的なウォータートン湖
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2007.09.26 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 2
熊は冬眠準備で大忙し!

カナディアン・ロッキーは、どこも数多くの野生動物が生息しています。リスはもちろん、シカ、エルク、ヘラジカ、マウンテンゴートなど、道路脇にも姿を見せますし、ときには街の中を熊がうろつくことも!特に、ウォータートン国立公園は手付かずの自然が残されているところですから、クロクマに出会う確率も大。ハイキングに行くなら、熊を避けるコツや熊に遭遇したときの対策をぜひ研究してください。ハイキングガイドに同行してもらうのがベストです。公園の入口で見かけた熊は、黙々とベリー類などを食べて冬眠に備えていました。たっぷり太って毛並みもツヤツヤでした。

クロクマからは最低でも50m離れて!
クロクマからは最低でも50m離れて!
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2007.09.27 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 3
プリンス・オブ・ウェールズ・ホテルも冬は閉館

ウォータートン国立公園を象徴するのが、プリンス・オブ・ウェールズ・ホテル。ウォータートン湖を見渡す丘の上に建てられ、客室からの湖と周辺の山々の眺めが素晴らしいことで知られています。1927年に建てられたホテルの外観は、スコットランドの山荘をイメージし、内部も古き良き時代の山岳リゾートの雰囲気をよく残しています。夏のみの営業なので、9月下旬に閉館されることになります。この時期の、ちょっとメランコリックな感じが気に入って、毎年やってくる常連客が多いそうです。

 
詳しい情報はwww.princeofwaleswaterton.comで。
詳しい情報はwww.princeofwaleswaterton.com で。
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2007.09.28 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 4
観光船で国境突破?!

ウォータートン湖の南半分は、米国のモンタナ州に属しています。ウォータートンの町から観光船に乗ると、そのまま北緯49度線(カナダと米国の国境線)を超えてしまいます。パスポートは必携?!いえいえ、下船してしばらく湖畔を散策するだけなら、国境警備官もうるさく言いません。ただし、ここからハイキングをして国境を超え、ウォータートンに戻るハイキングをする場合はパスポートが必要で、国境警備官の審査を受けてください。 この観光船での湖めぐりは、雄大なロッキーの山々を真下から見上げることになり、その大迫力に圧倒されます。

 
ウォータートン湖の南端で、いったん上陸、休憩します。
ウォータートン湖の南端で、いったん上陸、休憩します。
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2007.10.01 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 5
とっておき!カナナスキスの静かな秋

カナナスキスは、カルガリーからカナディアン・ロッキーに向かい、ケンモア(キャンモア)の手前で南に入る州道40号線沿いに広がっています。ウォータートン国立公園から、バンフ国立公園へ向かうルートでも、このカナナスキスを通るのがおすすめです。カナナスキスには、カナディアン・ロッキーらしい雄大な山々が連なり、美しい湖や湿地帯が点在していますが、バンフなどに比べて観光化があまり進んでおらず、それだけに「手付かずの大自然」に出会うことができます。さまざまなアウトドア・アクティビティが楽しめるので、夏のシーズン中にはローカルの人がたくさんやってきますが、秋になると40号線を通る車も少なく、紅葉をたっぷり楽しむことができます。
カナナスキスの南側の入口
カナナスキスの南側の入口
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2007.10.02 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 6
金色に輝くポプラとの感動の出会い

カナナスキスに入り、最初に出会った「紅葉」がこのポプラでした。最近は黄金色に染まる木々を「黄葉」と表現することも多いですが、これは造語ですね。でも、カナディアン・ロッキー周辺の木々のほとんどは、黄色か薄いオレンジ色に染まるので、黄葉と表現したほうがふさわしい気もします。カナディアン・ロッキーで見かける「紅葉」は、湿地帯などに生える潅木です。この写真に写っている湿地帯も、きっと真っ赤に染まることでしょう。今年は、ポプラの黄葉とタイミングがうまく合わなかったのが残念です。

 
湿地帯を覆う潅木の紅葉も楽しみ
湿地帯を覆う潅木の紅葉も楽しみ
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2007.10.03 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 7
カナダ最高標高地点からのハイキング

カナナスキスを走る州道40号線は、車で走れる道路としては最高標高地点(2206m)の、ハイウッド・パスを通っています。この最高地点からの眺めを気軽に楽しめるハイウッド・トレイルは、ドライブの途中の気分転換におすすめです。歩きやすい靴さえ履いていれば、30分ほどで往復できるトレイルです。途中の湿地帯では、夏は高山植物の花畑、秋は灌木の紅葉も楽しめます。また、同じスタート地点から、90分から2時間で一周できる、ターミンガン・サーク・トレイルも人気があります。

 
秋の爽やかなハイキングが楽しめるトレイル
秋の爽やかなハイキングが楽しめるトレイル
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2007.10.04 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 8
アッパー・カナナスキス湖に映る秋の気配

アッパー・カナナスキス湖は、周囲15kmほどの靜な湖です。この湖を一周するハイキング・トレイルは、高低差がほとんどなく、周辺に連なる2500m級の山々を眺めながら歩ける人気ハイキング・ルートになっています。もちろん、一周すれば5時間はかかりますので、1時間ほど歩いて引き返すのがおすすめです。ハイキングのベスト・シーズンは6月から9月ですが、雪が降る直前の10月初旬は人も少なく、深まる秋の気配が湖の水面に映るようで、思い出深い「ロッキーのハイキング」を楽しめます。

 
雄大な山影が映るアッパー・カナナスキス湖
雄大な山影が映るアッパー・カナナスキス湖
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2007.10.05 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 9
岩山の斜面を染める「黄葉」のグラデーション

カナナスキスを通る40号線は、カナディアン・ロッキーならではの壮麗な山並みが道の両脇に続いているので、「いかにもカナダらしいドライブを体験してみたい!」という方におすすめです。フリーウエイではないので、気に入った景色の場所で気軽に(でも、後ろからくる車がかなりスピードを出しているので要注意!)止まれるのも嬉しいですね。特に秋は、岩山の斜面にポプラや柳類の灌木、カラマツなどが黄色く紅葉します。樹種や紅葉の進み具合によって、その「黄色」も様々ですから、美しいグラデーションで、斜面が巨大な一枚の絵のように見えています。うっすらと雪が降った翌日がベストでしょう。

 
刻々と変化する美しい「絵」のような斜面
刻々と変化する美しい「絵」のような斜面
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2007.10.06 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 10
バンフの並木道工事はまだ続きそうです

バンフのメインストリート、バンフ・アベニューの道路改修工事は夏の間中続き、バスを利用するツアー関係の方々はかなり苦労したようですね。道の反対側に渡るアクセス路も少ないので、お店の売り上げにも影響少なからずというところでしょうか。9月下旬の時点では、工事はまだまだ続きそうでした。しかし、冬になれば工事は進まなくなるので、今月中にがんばってくれることを祈る(?)。しかし、工事の対象外のバンフ・アベニューは街路樹が金色に輝いてとてもきれいでした。改修が終わっておしゃれになる時が楽しみですね。

 
バンフ・アベニューの北側の街路樹
バンフ・アベニューの北側の街路樹
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2007.10.10 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 11
秋の風情ならバーミリオン湖

バンフ周辺で秋らしい情緒を味わうなら、バーミリオン湖がおすすめです。この湖は、観光スポットとしてはあまり注目されませんが、ローカルの人に聞くと「お気に入りの散歩道」として勧めてくれることがよくあります。周辺の木々は常緑樹が多いのですが、湖の中に生える水草が紅く染まって、少し寂しい感じが旅の思い出を深めてくれる気がします。この湖は、3つの湖からなっていて、湖畔には遊歩道が作られています。静かな湖面にランドル山が映る早朝には、ムース(ヘラジカ)が姿を現すこともあるそうです。

 
湖畔には遊歩道が続いています
湖畔には遊歩道が続いています
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2007.10.11 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 12
バンフ、黄葉写真のおすすめスポット 1

バンフのローカルの人に「黄葉のきれいな所を教えて!」と聞いてみたら、トンネル・マウンテンの中腹にある、バンフ・センターを紹介してくれました。このセンターは、音楽やバレエ、映像美術などのアーティスト育成で世界的に知られています。ときどき室内楽のコンサートなども催されるので、やダンスのパフォーマンスもありますので要チェック。このセンター周辺にはポプラなどの落葉樹がたくさん植えられており、雄大な山と黄金色の木々を写真に・・・という方にはおすすめです。

 
バンフ・センターの詳しい情報はwww.banffcentre.ca で。
バンフ・センターの詳しい情報はwww.banffcentre.ca で。
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2007.10.12 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 13
バンフ、黄葉写真のおすすめスポット 2

もう一ヶ所、バンフのローカルの人が「黄葉のきれいな所ここ!」と教えてくれたのが、Sundance Rd沿いの並木道です。ケーブ&ベイスン国定史跡へ向かうCave Aveを西へ向かうと右手に見えてきます。道路の周辺は広い湿地帯と運動場になっているので、見晴らしも素晴らしい。並木道の後ろに、まるで鋭いナイフで岩を切り取ったような、ユニークな姿のランドル山が見えるのも素敵なコントラストです。今回は、まだ黄緑色の葉もだいぶあったのですが、この並木が鮮やかな金色に染まる頃に、ぜひまた来てみたいと思いました。

 
Sundance Rd.の北端から見た並木道
Sundance Rd.の北端から見た並木道
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2007.10.15 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 14
秋景色のロッキー・マウンテニア号

バンフからレイク・ルィーズに移動しようとした朝、ロッキー・マウンテニア号が西へ向かってバンフ駅を出発するのに出会いました。これから列車はカナディアン・ロッキーの最高峰、マウント・ロブソン(標高3954m)を見渡しながらバンクーバーへ向かうのです。この列車は10月初旬(2007年は10月11日)まで運行されますから、ポプラやカラマツが黄金色にキラキラと輝くのを贅沢な特別列車の窓から眺める・・・という、鉄道ファンにはたまらない贅沢な体験ができるわけですね。秋のロッキーへ鉄道で旅するというのも、ぜひ、次のカナダ旅行のプランに加えてはいかがでしょう?

 
バンフ駅を出発するロッキー・マウンテニア号
バンフ駅を出発するロッキー・マウンテニア号
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2007.10.16 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 15
秋景色を写真に撮るなら、ここもチェック!

先月下旬に宮田が行った取材は「カナディアン・ロッキーの秋の魅力を再発見する」というのがテーマでした。地元の住人やガイドさんたちに「おすすめの秋景色の場所を教えてください。」とお願いして、あちこちでかけたわけです。みなさん、「とっておき」のお気に入りスポットを親切に教えてくださいました。おかげで、いままで東部のメープル街道にばかり気を取られていて、カナディアン・ロッキーの秋の素晴らしさを見落としていたことに気がついたのです。なかでも、驚いたのは、バンフからサンシャイン・ビレッジ・スキー場へ向かう道沿いの「黄葉」の美しさでした。秋景色の撮影スポットを探していらっしゃる方には、見逃せない場所です。

 
壮大な岩山の斜面を染める「黄葉」
壮大な岩山の斜面を染める「黄葉」
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2007.10.17 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 16
サンシャイン・ビレッジ・スキー場の秋

サンシャイン・ビレッジ・スキー場は、バンフ周辺のスキー場の中でも、特に標高が高いので雪質の良さを誇っています。ハイキング好きの方々には、高山植物の花畑がまるで「天国のよう!」と言われるサンシャイン・メドウへの入り口としても知られています。しかし、秋景色を撮るなら、ゴンドラの入り口にたどり着くまでの沿道がベストでしょう。今回の宮田の取材でも、そそり立つ岩山の斜面に、ポプラの金色、常緑樹の濃い緑がここほど鮮やかにコントラストを見せてくれた所はありませんでした。所々の灌木が紅く色づいているのも、素敵なアクセントになっていますね。

カメラマン魂を揺すぶられる(?!)光景が続きます。
カメラマン魂を揺すぶられる(?!)光景が続きます。
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2007.10.18 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 17
大量輸送より自然保護を選ぶ

サンシャイン・メドウのハイキング・トレイルは、カナディアン・ロッキーの中でも最も人気のあるルートの一つです。サンシャイン・ビレッジ・スキー場のゴンドラで一挙に人を運んで行くことも可能ですが、それでは繊細な高山地帯の生態系に対するインパクトが強すぎると判断されました。そのため、夏の間はトレイルの入り口までシャトルバスが運行され、一日にトレイルに入る人数を制限しているのです。カラマツが金色に「燃え上がる」秋景色に出会えるのも、限られた人の喜びというわけですね。でも、この時期の美しさを知っている人は少ないので、平日ならシャトルバスを利用するのはそれほど難しくないようです。バンフやレイク・ルイーズからも連絡バスが運行されています。

シャトルバスはゴンドラの乗り場前から発着
シャトルバスはゴンドラの乗り場前から発着
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2007.10.19 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 18
レイク・ルィーズも秋がおすすめ

カナディアン・ロッキーの華と言えば、レイク・ルイーズですね。夏は岸辺に人がいっぱい!もちろん、素晴らしい景色に変わりはありませんが、やはりザワザワした声が聞こえると、しみじみと「感動」するという気分にはなりにくいですね。私はいつも、できれば湖畔のホテルやロッジに泊まって、早朝の散歩をおすすめしています。でも、秋も深まってくればさすがに人は少なくなってきます。シャトー・レイク・ルイーズの花壇の花々も柔らかな秋の光のなかでいっそう美しく見えます 。

秋咲きのポピーが花盛りでした
秋咲きのポピーが花盛りでした
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2007.10.22 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 19
灌木が紅く輝くボウ・レイク

ボウ・レイクは、カナディアン・ロッキーの氷河ハイウエイ(アイスフィールド・パークウエイ)の中でも湖水に写る氷河の美しさで知られる湖です。湖の周辺には散策路があって、ボウ氷河に向かって水辺をたどって歩くことができます。この散策路の周辺はベリー類などの灌木に覆われているのですが、それらの葉が秋になるとまるでルビーのような紅や金貨のような鮮やかな黄色に染まります。宮田が今回取材に行ったときは、やや時期が遅かったようで、すこしくすんだ色になっていましたが・・・

朝日に照らされたボウ氷河と湖
朝日に照らされたボウ氷河と湖
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2007.10.23 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 20
一度は泊まってみたいナムタイジャ・ロッジ

ボウ・レイクのほとりにあるナムタイジャ・ロッジは、氷河ハイウエイ(アイスフィールド・パークウエイ)の立ち寄りポイントとして知られています。最近、駐車場に新しく大きなトイレができましたから、トイレ休憩にもぴったり。しかし、ここは1920年代から続いている、伝統的な山岳ロッジとして世界的に知られています。最近、内部の改装が行われましたが、クラシカルな雰囲気と味わいのある(?)不便さはそのままです。ぜひここで一泊して、観光バスがやってくる前の、静かな朝のボウ・レイクの美しさを独り占めしてください。

 
氷河ハイウエイの建設前に建てられたロッジ
氷河ハイウエイの建設前に建てられたロッジ
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2007.10.24 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 21
天使が輝くスノーバード・グレーシャー

氷河ハイウエイ(アイスフィールド・パークウエイ)は、その名のとおり、次々と氷河が目の前に現れるダイナミックな観光ルートです。このあたりですと、常緑樹がほとんどなのですが、ときどきポプラなどの紅葉(黄葉)する木が現れて、氷河とみごとなコントラストを見せてくれます。スノーバード・グレーシャーの前にも、大きなポプラがありました。まだ、「黄金色に輝く!」というには1週間ぐらい早かったのが残念ですが、それでも心に残る風景でした。スノーバード・グレーシャーは、氷河ハイウエイのレイク・ルイーズ側の入り口から約48キロ地点にあります。パターソン山の斜面に、まるで天使が翼を広げているように白く輝いています。

48キロ地点に展望エリアがあります
48キロ地点に展望エリアがあります
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2007.10.25 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 22
観光バスが止まらない、隠れた美湖

ウォーターファウル湖は、アッパーとローワーにわかれた二つの湖です。「美湖」という言葉があるかどうか知りませんが、この湖畔に立つといつも心に浮かんできます。目の前には大陸分水嶺を形成する雄大な山々が「大陸の背骨」という感じでそびえています。ここから水が太平洋、北極海、そしてはるばる大西洋まで流れていくのだと想像すると、なんだか心がゆったりとしてきます。この湖で停まる観光バスはほとんどないので、静かに秋の雰囲気を楽しむことができます。秋が深まって、マウント・チェフレン(3290m)がうっすらと雪のベールをまとうころがベストでしょう。

 
周囲の潅木はやがて赤く紅葉していきます。
周囲の潅木はやがて赤く紅葉していきます。
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2007.10.26 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 23
氷河ハイウエイのゴージャスな黄葉

氷河ハイウエイ(アイスフィールド・パークウエイ)の沿道で、一番ゴージャスな紅葉(黄葉)と出会えるのは、サスカチュワンー・リバ・クロッシング・リゾートから、コロンビア大氷原方向へ5キロほど続く並木道です。どうして、ここだけポプラが集中して生えているのかわかりませんが、その美しさに心が弾んでくるほどでした。まさに、カナダらしいドライブの醍醐味を味わえます。ところで、サスカチュワンー・リバ・クロッシング・リゾートは、ツアーの食事などによく利用されますが、ここに宿泊するのもおすすめです。ホテル自体はシンプルなモーテル風ですが、マウント・ウィルソンをはじめ、「神々しい」ほどに雄大な山々を誰もいない早朝に眺める幸せは格別です。

 
詳しい情報はwww.thecrossingresort.comで
詳しい情報はwww.thecrossingresort.com
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2007.10.29 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 24
ロッキーの「美しき秘密」、州道11号線

氷河ハイウエイ(アイスフィールド・パークウエイ)で、レイク・ルィーズから76.7キロ地点まで行くと、東へ向かうハイウエイが見えてきます。これが、州道11号線。カナディアンロッキーとレッド・ディアーの町を結ぶ、257Kmの道路です。ほとんどの観光客は、この道のあることを気づくこともなく、そのままコロンビア大氷原を目指して北上を続けてしまいます。ノース・サスカチュワン川に沿って広い谷間に続くこの道の美しい景色を知っている人はあまりいません。入り口を入って数キロのところで、車を止め、ゆっくりと振り返ってみてください。マウント・ウィルソンの壮麗な氷原が輝いているのが見えることでしょう。20世紀初頭、多くの開拓者がこの谷間を通ってロッキーにやってきたのです。

 
マウント・ウィルソン(標高3240m)とマウント・マーチソン(標高3333m)との谷間を走る11号線
マウント・ウィルソン(標高3240m)とマウント・マーチソン(標高3333m)との谷間を走る11号線
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2007.10.30 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 25
水源はコロンビア大氷原!

11号線は、ノース・サスカチュワン川に沿って続いています。この川の水は、トルコ石のようなブルーにミルクをまぜたような不思議な色です。この川の源流は、コロンビア大氷原から流れ出ている氷河の一つ、サスカチュワン氷河。氷河が削り取った細かな石粉が水の中に浮遊しているので、ミルク色に見えるのだそうです。氷河ハイウエイから、このサスカチュワン氷河を目指して歩くハイキングトレイルもあります。このトレイルは、第二次大戦中に寒中作戦のトレーニングのために米軍が作った補給道路などをたどる、なかなか興味深いものです。また、マウント・サスカチュワン(標高3342m)から流れ出る水が、美しい滝になっているのも見ることができます。

 
複雑に方向を変えながら流れるノース・サスカチュワン川
複雑に方向を変えながら流れるノース・サスカチュワン川
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2007.10.31 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 26
カナディアンロッキーでイチオシの湖はここだ!

カナディアンロッキーには、いくつもの神秘的な湖、雄大な湖、宝石のように美しい湖があります。地元の人やリピーターの旅人は、それぞれ「お気に入りの湖」があるようです。今回はアルバータ州旅行業界の重鎮(?!)Kさんが強くすすめてくださった、アブラハム・レイクに行ってみました。11号線は普通の観光取材では通らないところですから、ロッキーには50回近く来ている宮田も、アブラハム・レイクのことは知りませんでした。湖畔にたどりついた時、ちょうど雲が切れて青空が広がりました。目の前には、信じられないような深いトルコ石色の湖面が輝いていたのです。神秘的で雄大で、そして宝石のように美しい湖!息をのむような・・・という表現がぴったりでした。

 
人影もまばらな湖畔
人影もまばらな湖畔
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2007.11.01 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 27
一生に一度のドラマチックな思い出を

11号線に入って、約25分ぐらい走ったところにヘリコプターの発着所が見えてきました。ここがアイスフィールド・ヘリコプター・ツアーの基地です。「コロンビア大氷原」といっても、雪上車に乗って行かれるのは、その氷原から流れ出している氷河の一つ、アサバスカ氷河です。一生の思い出に、実際の氷原がどうなっているのか見てみたいと思いますよね!そんなときは、ヘリコプターでダイナミックな氷の世界とロッキーの山並みを上空から満喫しましょう。ヘリコプターをチャーターするのですから、お値段はそれなりに高額。でも、忘れられない経験になることでしょう。新婚旅行や銀婚式などの特別プランにいかが?

 
詳しい情報はwww.www.icefieldheli.comで
詳しい情報はwww.www.icefieldheli.com
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2007.11.02 カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」 28
ロッキーの歴史を語る砦跡の散策

11号線の入り口から180km地点にあるロッキー・マウンテン・ハウスは、今は小さな町ですが、かつてはカナダ西部の毛皮交易の拠点でした。ノース・サスカチュワン川の岸辺に砦が建てられ、周辺のファーストネーション(先住民)の人々との交易が始まったのは18世紀末のことでした。当時は、ここがロッキーへ向かう「最前線」だったため、ロッキー・マウンテン・ハウスと呼ばれていたのです。山並みは遙か向こうにうっすらと見えるだけですが・・・砦の跡は国定史跡に指定され、西部開拓の歴史をたどりながら、4つの砦の跡をめぐる遊歩道も作られています。バッファローが放牧されていたり、バードウォッチング用の展望台などもあります。

 
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