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カナディアンロッキーのとれたて「秋情報」

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マウンテニア号
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* キラニーの思い出
* PEIでサイクリング
* 大陸横断鉄道の旅
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2004.05.31
大陸横断鉄道の旅
プーさんの本名は「ウィニペグ」

ウィニペグに数日滞在するなら、アッシニボイン公園の中にある動物園がおすすめです。ここには、有名な『くまのプーさん』のモデルになった熊の銅像があるのですよ。1914年にカナダから英国へ派遣された軍人の一人が、軍のマスコットの熊に自分の出身地「ウィニペグ」という名前をつけたのです。「ウィニー・ザ・プー」という名前はそこから生まれたのです。その軍人がフランスへ駐留している間、熊はロンドン動物園にあずけられ、作者のA・Aミルンの息子、ロビン少年と出会ったというわけです。英国の伝統を受け継いで、カナダには各連隊ごとにマスコットの動物がいます。犬からマウンテンゴートなどまでいろいろ。まじめな顔つきで軍の儀式にも登場しています。

銅像は入り口を入ってすぐのところにあるので、お見逃しなく。
銅像は入り口を入ってすぐのところにあるので、お見逃しなく。
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2004.05.30
大陸横断鉄道の旅
炎上した聖堂を残して再建

ウィニペグで私が一番好きなのは、サン・ボニファス大聖堂です。ウィニペグにはウクライナ系の大きなコミュニティがあることで有名ですが、実はフランス系の人も少なくありません。そのフランス系の人々の信仰の中心がサン・ボニファス。ところが、この聖堂は1968年の火災で正面入り口の壁意外は破壊されてしまいました。信者の人々は、この残された壁を壊すことなく、むしろそれを生かしたデザインの新聖堂を建てました。使われなくなったステンドグラスからやわらかな日が差し込む様子は、本当に天国に通じているような気がします。私は仏教徒ですが、この教会の美しさには心打たれました。

飾り彫刻の贅沢さは、じっくり見ていくと時間がたつのを忘れさせてしまいます。
飾り彫刻の贅沢さは、じっくり見ていくと時間がたつのを忘れさせてしまいます。
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2004.05.29
大陸横断鉄道の旅
大陸横断の「おへそ」に着きました

マニトバ州のウィニペグは私の大好きな街の一つです。世界屈指の穀倉地帯の中心にあって、物流の拠点でもあります。周囲は一面の麦畑ですが、ダウンタウンには高層ビルが並び、驚くほど充実したコレクションの美術館や広々した動物園、音響効果の素晴らしいコンサートホールもあります。カナダを代表するクラシック・バレエ団もここにあるのですよ。ダウンタウンの様子などを見ると経済状態が非常に安定した街という評判も嘘ではなさそうです。大陸横断鉄道はここが中間地点。かつてはCNとCPの二つの鉄道会社の路線がここで出会いました。いわば鉄道網の「おへそ」。乗務員も交代しますし、車両の整備も行われるので、乗客は皆、駅の周辺の偵察に出かけました。私はまず駅舎の中を探検。入り口ロビーのゴージャスなドームは、鉄道の黄金時代の象徴のようですね。

飾り彫刻の贅沢さは、じっくり見ていくと時間がたつのを忘れさせてしまいます。
飾り彫刻の贅沢さは、じっくり見ていくと時間がたつのを忘れさせてしまいます。
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2004.05.28
大陸横断鉄道の旅
溜まり場はここだ!

ラウンジの入り口に客室係のキャシーさんが待機しているカウンターがあります。コーヒーや紅茶が飲みたくなったら、いつでもここで作りたてが用意されています。カウンターの前は喫煙&お酒が飲める小さなコーナーもあります。夕方になるとキャシーさんがオードブルを作ってくれるのです。だから、なんとなくここが皆の溜まり場になっています。彼女が暇なときには、突然「映画見ましょうか?」なんてことになって、カウンター周辺がビデオ上映会場になることもあります。車窓からの景色に飽きたら、カウンターをチェックする・・・が、大平原地帯を走っているときの「旅のコツ」のようです。

カフェバーにも、映画館にも変身する客室係の仕事場カウンター
カフェバーにも、映画館にも変身する客室係の仕事場カウンター
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2004.05.27
大陸横断鉄道の旅
「ポタージュ」(?!)町へ着きました

 ぼんやり外を見ていたら、列車は小さな町に着きました。駅名は「大平原のポタージュ」。 ポタージュ???名物はスープか?違いました。ここはフランスの探検隊が開拓した町で、アシボニイン川とマニトバ湖の間を結ぶ交易路の「一休み」場所という意味らしいです。人口二万人ほどだそうですが、マニトバ州の穀物加工産業の中心地で住民は比較的豊かに暮らしているようでした。大平原地帯では大きな木々を見かけることが少ないので、駅周辺の街路樹が目に心地良い感じでした。ファーストクラスでは誰も乗り降りしませんでしたが、コーチクラスの車両には少し人が乗り込んだようです。マニトバ州の州都ウィニペグへ行く人かもしれません。

毛皮商だったラ・ベレンドリーが1738年にここに交易のための砦を建てたのが町の始まり。
毛皮商だったラ・ベレンドリーが1738年にここに交易のための砦を建てたのが町の始まり。
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2004.5.26
大陸横断鉄道の旅
トロントまで一緒に旅する「お仲間」

ラウンジに集まって来る人とは、すっかり顔なじみになりました。食事の時にも同席する(席は食堂係の人が毎回相席者を決めてくれます)ので、もう昔からのお友達のようです。なにしろ「鉄道好き」という共通の話題がありますから、話のきっかけにも困らないというわけですね。ロンドンから来たという銀行マンと数学の先生は、トロントまでずっと一緒です。二人は『ハリーポッター』の分厚い本を持っていて、この旅の間に読もうと思っているのだそうです。ラウンジの椅子はゆったりしていて読書にはピッタリ。でも、列車のゴトンゴトンという軽い振動に身を任せていると、すぐ眠くなってしまいます。

長い間読みたいと思っていた本をこの旅のために持ってくる人が多いようです。
長い間読みたいと思っていた本をこの旅のために持ってくる人が多いようです。
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2004.05.25
大陸横断鉄道
貨物列車優先で待機中

カナダの横断鉄道は、もちろん北米屈指の花形路線ですが、実はずーっ と単線です。客車は一日一本ですから、本当の花形は何十両(時には1 00両以上!)も連結された貨物列車。貨物とすれ違うときは、客車の 方がゆずる形で引き込み線に待機することが少なくありませんでした。 そんなときはドームカーで、客室係の人が貨物の中身などについて解説 してくれました。大平原地帯で出会った貨物列車には小麦が積まれてい るようでした。大陸を横断して日本へ運ばれる麦もあるかもしれません ね。
すれ違うだけで、たっぷり15分以上かかってしまい、客室係のキャシーさんの解説にも熱が入りました。
すれ違うだけで、たっぷり15分以上かかってしまい、客室係のキャシーさんの解説にも熱が入りました。
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2004.05.20
大陸横断鉄道の旅
鉄道の旅の楽しさはラウンジがポイント

 カナディアン号の最後列には、ファーストクラスの乗客専用のラウンジ・カーがあります。列車の最後尾から眺める風景というのは、なんとなく哀愁があって良いものです。大平原地帯を走っている間なら、空にホンワリ・ホンワリ浮いている雲を眺めるのも、ここからがベスト。ラウンジにはいつもフルーツやスナックが用意されているので、ちょっとお腹がすいた時には嬉しいですね。でも、ラウンジ・カーの一番の楽しみは、他の乗客との出会い。ロッキーまでの乗客が降りると、残っているの人々の間に「長旅を一緒に過ごす仲間」という雰囲気が高まりました。ラウンジでもみんなすっかりくつろいでいます。
朝はマフィンやクロワッサンなどが山盛り。お寝坊さんは、ダイニングカーでの朝食をパスして、ここでゆっくり朝のコーヒーを楽しんでいます。
朝はマフィンやクロワッサンなどが山盛り。お寝坊さんは、ダイニングカーでの朝食をパスして、ここでゆっくり朝のコーヒーを楽しんでいます。
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2004.05.19
大陸横断鉄道の旅
地平線までずーっと麦畑

 しばらくスリランカやカリフォルニアに寄り道していましたが、またカナダの話題に戻りましょう。昨年、バンクーバーを出発して、ゆっくりゆっくり東へ進んでいる「麻未の大陸横断鉄道の旅」の続きです。ロッキーを越えると列車はカナダの大平原地帯に入ります。どこまでも、どこまでも広々とした麦畑が続いています。列車に揺られながら地平線をボンヤリ眺めるのは良いものですよ。6月下旬から7月頃には菜の花で大地は鮮やかな黄色に染まります。フラックス(亜麻)の薄紫の花、菜の花、緑色の麦、そして真っ青な青空が壮大な大地を彩るのを目撃できるのも、大平原地帯の夏ならではの醍醐味。大平原の「何もない」広がりの美しさは、ロッキー山脈の峰々の神々しい美しさとは異質ですが、私はどちらも見るたびに深い深い感動をおぼえます。
ここを通ったのは昨年の8月下旬。もう麦が色づき始めていました。
ここを通ったのは昨年の8月下旬。もう麦が色づき始めていました。
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2004.05.17
當麻寺の二十五菩薩おねり
5月14日は奈良の當麻寺で「おねり」と呼ばれる行事が行われました。本堂を西方浄土(極楽)に見立て、そこから現世を象徴する娑婆堂まで長い掛け橋が作られます。その橋の上を二十五の菩薩様が渡り、中将姫を浄土に導く様が再現されます。菩薩のお面は鎌倉から江戸期にかけて作られた美しいものですが、かなり傷んできたので、来年からは新しいものに取り替えられるとか。古い菩薩面を見る最後のチャンスというわけだったので、大慌てでカタリナ島から奈良へ駆けつけました。蓮の花の上に中将姫の小さな像を乗せ、沈みかけた夕日に向かって菩薩たちがゆっくりと歩んでいく様子はとてもドラマチック。時差ボケと長時間の飛行で疲れた体も心もフっと癒されるようでした。しばらく、カナダの話題から離れたので、明日からはまたカナダの大陸横断鉄道のお話を続けます。お楽しみに・・・。
「おねり」の正式名称は聖衆来迎練供養会式。恵心僧都が始めたものといわれています。
「おねり」の正式名称は聖衆来迎練供養会式。恵心僧都が始めたものといわれています。
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2004.05.14
別冊 カリフォルニア特集 8
かわいらしい扉を見つけました

 一つのテーマを決めて写真を撮るのは楽しいものです。私はあちこちの旅先でおもしろい床屋さん、風見鶏、柵などの写真を撮っています。そして、トイレの扉の印もテーマの一つ。男女の区別のために、いろいろ工夫したサインに出会います。サンタ・カタリナ島で撮ったのは、この馬とカウガール。チューインガムで有名なリグレイ一族が作った、エル・ランチョ・エスコンディードという名の牧場のトイレです。リグレイさんは馬が大好きで、アラビア種の美しい馬を育てるのに熱心だったそうです。この牧場はスペイン風のレトロな建物が残されていて、なんだか19世紀に戻ったような雰囲気。島の奥地を訪ねるツアーに入れば、休憩場所としてここが使われています。
馬をひいている少女の表情がかわいいですね。男性用が別棟だったので、扉を見ることができませんでした。残念!
馬をひいている少女の表情がかわいいですね。男性用が別棟だったので、扉を見ることができませんでした。残念!
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2004.05.12
別冊 カリフォルニア特集
アールデコの幻惑の世界

 昨日、カジノの中にある劇場の話を書きましたが、「壁絵のアップが見たい!」とメールを下さった方がいます。今日の写真は、その劇場の出入り口付近のアップです。内部の絵は、正面に向かって左側はカタリナ島の歴史がテーマ。スペイン人が上陸したときに様子などが描かれています。そして右側は島の動植物、海の生物などが幻想的なタッチで描かれています。劇場の照明が白っぽいものから、この写真のような薄い赤、そして青や緑に変わるたびに、壁絵の雰囲気がすっかり変わってしまいます。色が変わるたびに、ビックリしてカメラを振り回している私を、地元の人はニコニコして見守ってくれました。この映画館に行くなら、30分ぐらい前に行って、たっぷりこの絵を楽しんでください。
入り口のすぐ上にある人物の飾り彫刻も要チェック
入り口のすぐ上にある人物の飾り彫刻も要チェック
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2004.05.11
別冊 カリフォルニア特集 4
アールデコの宝石箱でアクション映画

 カタリナ島で私が一番好きな建物はカジノです。カジノといってもギャンブル場ではありません。イタリア語で「人の集まる所」という意味らしいですね。もともとはビッグバンドの演奏でソーシャルダンスをするホールだったそうです。建物の内外はアールデコの装飾がほどこされていて、まるで時を超えたアートの宝石箱。今回は、ダンスホールの下にある映画館へも行ってみました。ここも、内部にはアールデコの壁画がいっぱいにえがかれていて、前世紀にワープしてしまった気分。でも、上映された映画はザ・ロックというプロレスラー主演のアクション映画。アールデコとのミスマッチがかえって面白かったです。映画が終わって外へ出たら、入江の上に大きな満月。幸せな気分でした。
舞台の周辺に施された飾り彫刻がみごとです。
舞台の周辺に施された飾り彫刻がみごとです。
円形のカジノの内部見学ツアーが人気です
円形のカジノの内部見学ツアーが人気です
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2004.05.10
別冊 カリフォルニア特集 3
心がフンワリしてくるカタリナ・タイル

 私がカタリナ島で楽しみにしているのは、町のあちこちに散りばめられた素朴な飾りタイルです。このカタリナ・タイルは、1920年代から30年代のごく短い間だけ、この島で作られていました。もともとは、建築材料のレンガや外装用の単色のタイルを作っていたのですが、そのうちに飾りタイルや食器なども焼かれるようになりました。一時はカリフォルニアで大人気になったカタリナ島の焼き物も、すぐに人々に忘れ去られてしまいました。アバロンの町の噴水やベンチ、そして住宅の壁などに、少し残されていただけです。ところが、ここ10年ほどはレトロな雰囲気が再び注目され、古い型を復活しておみやげ用のタイルも売り出されています。
空の青さとタイルの色彩とのコントラストが心をなごませてくれます
空の青さとタイルの色彩とのコントラストが心をなごませてくれます
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2004.05.06
別冊 カリフォルニア特集 2
元祖エコツーリズムの島

 カタリナ島は、チューイングガムで有名なリグレイ氏のお気に入りの島でした。リグレイ氏はこの島に様々な投資をして、彼の理想の楽園にしようとしていたのかもしれません。1975年、ここは本当に一種の楽園になりました。島の土地の88%を「サンタ・カタリナ・アイランド・コンサーバンシー」という非営利団体が所有することになったのです。この団体は島の自然環境を守るために生まれた組織。島に持ち込まれる自動車の台数を厳しく制限(旅行者は一切持ち込めない)するのを始めとして、「島の特異なエコシステムを守りながら観光を育てていく」という難しい問題に取り組んでいます。エコツアーでは先駆者の一つでしょうね。おかげで、アバロンのようなにぎやかな町から、山を越えて島の裏側へ出れば、写真のように静かな入江が残されています。
リトル・ハーバーには、中級以上のハイカーのためのキャンプ場もある
リトル・ハーバーには、中級以上のハイカーのためのキャンプ場もある
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2004.05.05
別冊 カリフォルニア通信 1
今日はサンタ・カタリナ島にいます

  皆さん、ゴールデン・ウィークはいかがお過ごしでしたか?このデイリー・コラムもお休みをいただいていましたが、私は先月にお話した旅行業界の見本市「パウワウ」に引き続いて、カリフォルニアのあちこちを取材していました。取材と言っても、ごくのんびりしたもので、ほとんど休暇気分・・・締め切りがジワジワと迫っているのですが・・・。今日は、L.A.から日帰りでも行かれる、サンタ・カタリナ島に来ています。私は暑いのがにがてなので、南国の島へ旅したことがあまりありません。ハワイも知らないほど。そんな私にとって、サンタ・カタリナ島は理想の「南の孤島」です。この島については、また明日からくわしくお話しますね。お楽しみに!
島で唯一の町、アバロンの港です。
島で唯一の町、アバロンの港です。
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